鰭
ひれ異読 はた
名詞頻度ランク #38502 · 青空 318 例
標準
fin (e.g. of a fish)
文例 · 用例
ここはどうしても、たいまいの手のやうな廣い鰭状の手で悠々と水を掻きわけてもらはなくてはならぬところだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たいまいの他に、掌の鰭状を爲してゐる鹹水産の龜は、無いものか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と龜は鰭でもつて浦島の脊中を叩き、「王宮といふものは皆このやうに靜かなものだよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と龜は、低く浦島の耳元に囁き、鰭でもつて浦島の横腹をちよこちよことくすぐつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」 龜は先刻から、ただ默々と鰭を動かしてゐるばかり。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
鰭一つ動かすときは、おそらく、水紋が一つ描かれ、水楊の葉が一枚散り、谷の中には大入道のような雲がぬうっと立ち昇って、私たちを包んで、白くしてしまうときであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
船体を白く塗つてゐないから、白鳥とは見えないが、又鰭を振る魚とも見えない、船の長さ七間半、幅四尺、深さ三尺ぐらゐで、両方の舷側には、小さな穴を明け、棕櫚繩で、長さ九尺ぐらゐもあらうかといふ樫製の櫂を、左右に二挺結びつけてある、櫂の折れ目に鉄環でツギをあてたのもある。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
それはとにかくこの人の云う通り、自分なども五十年来書物から人間から自然からこそこそ盗み集めた種に少しばかり尾鰭をつけて全部自分で発明したか、母の胎内から持って生れて来たような顔をして書いているのは全くの事実なのである。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
作例 · 標準
金魚が水槽の中で、鮮やかな赤い鰭をひらひらと動かしながら泳いでいる。
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「大きな魚が跳ねたぞ!」と指差した先には、水面を叩く尾鰭のしぶきが見えた。
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サメの背鰭が海面に突き出しているのを見つけ、海水浴客たちは慌てて浜へ上がった。
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ウィキペディア
ひれ(鰭)は、主に魚類などの脊椎動物が持つ、水中で動かし水をかいたり水流を制御したりすることによって、主として身体姿勢を制御することに使用する運動器である。体から薄膜状に突出する。その内部に骨や軟骨による支えがある場合が多い。
出典: 鰭 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0