田んぼ
たんぼ異読 でんぽ・でんぼ
名詞多音語頻度ランク #10420 · 青空 84 例
標準
rice field
文例 · 用例
ある豪家の老人が死んだ葬式の晩に、ある男は十二分の酒を飲んで帰る途中の田んぼ道で、連れの男の首玉にかじりついて、今夜ぐらい愉快に飲んだ事は近来にないという事をなんべんもなんべんも繰り返しながらよろけ歩いていた。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
もういっそう悲惨なのは田んぼ道のそばの小みぞの中をじゃぶじゃぶ歩きながら枯れ木のような足に吸いついた蛭を取っては小さなもめんの袋へ入れているそういうばあさんであった。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
居眠りしながら歩いていたのでは国道でも田んぼへ落ちることなしに目的地へは行かれまい。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
友だちと連れ立って夜ふけた田んぼ道でも歩いているときだれの口からともなく「キーターヤーマー、ヤーケール、シシーガデゥヨ」と歌うと他のものがこれに和する。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
当時には珍しいボールドなタッチでかいた絵で、子供をおぶった婦人が田んぼ道を歩いている図であった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
僕は徳二郎のあとについて田んぼにいで、稲の香高きあぜ道を走って川の堤に出た。
— 国木田独歩 『少年の悲哀』 青空文庫
自分の家の門や庭の芭蕉などの精密な写生があるかと思うと、裏田んぼの印象風景などもある。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
道のわきの田んぼに烏が二羽おりているのが、白い雪の上にくっきり浮かんで見えた。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
作例 · 標準
故郷の風景は、夕焼けに染まる広大な田んぼが印象的だ。
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子供たちは田んぼでカエルやオタマジャクシを捕まえて遊んでいた。
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春になると、田んぼに水が張られ、田植えの準備が始まる。
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