旦暮
たんぼ
名詞
標準
dawn and dusk
文例 · 用例
清閑の池亭の中、仏前|唱名の間々に、筆を執って仏|菩薩の引接を承けた善男善女の往迹を物しずかに記した保胤の旦暮は、如何に塵界を超脱した清浄三昧のものであったろうか。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
啄木、永く都塵に埋もれて、旦暮身世の怱忙に追はれ、意ならずして故郷の風色にそむくうちに、身は塵臭に染み、吟心また労をおぼえぬ。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
唯其折の形見には、涙の隙に拝しまゐらせ候|御姿のみ、今に目に附き候て旦暮忘れやらず、あらぬ人の顔までも御前様のやうに見え候て、此頃は心も空に泣暮し居りまゐらせ候。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
古エジプトには狗頭猴が旦暮に噪ぎ叫ぶよりこれを日神の象徴とした。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
さるに、をしむまじき命のなほ捨てがてに、ここに漂浪の旦暮をかさぬるこそ、おろかにもまた哀れならずや。
— 高山樗牛 『清見寺の鐘聲』 青空文庫
人は旦暮の生を受けて是の間に營々たり、命や慘澹たらずとせむや。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
彼等旦暮に叫んで曰く、爾の義務を盡し、爾の權利を全うせよと。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
抽斎の旦暮力を用いる所は、古書を講窮し、古義を闡明するにあった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
作例 · 標準
旦暮の別なく働き、彼は家族のために尽くした。
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一日の旦暮、空の色は刻々と変化し、私たちを魅了する。
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老夫婦は、旦暮の散歩を日課にしている。
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