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法音

ほうおん
名詞
1
標準
sound of sutra chanting
文例 · 用例
街道を通ってずっと行くと、少し横手に外れたところに、法音寺という法華寺がある。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
すなわち助命されて法音寺へ向かう、明暦義党の人々を、駕籠に打ちのせ送って来た、藩の武士たちと姉小路卿と、女隠密の梶子らであったが、忽ち三十郎たちを引っ包んだ。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
天の返響地の叫び恨の聲か慰めか過ぐるを傷む悲みか來るを招く喜びか無常をさとすいましめか望を告ぐる法音か。
土井晩翠 天地有情 青空文庫
奇しくもあるかな、蝋石の壁に這ひゆく導線は越歴幾の脈の幾螺旋、新なる代に新なる生命傳ふる原動の、その力こそ淨妙華、法音開く光明の香ぞ人に逼り來る。
蒲原有明 有明集 青空文庫
聴衆はただ法音のみを聞いて師の相を見なかった。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
五 走り湯の法音比丘尼は不犯の聖尼であるといわれていた。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
おさびしゅうあろうな」 法音比丘尼は、彼女のぽつねんとしている姿を見ると、慰める気か、側へ来ては話しかけた。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
今も、それを独り思い耽っていたところへ、法音比丘尼が話しかけて来たのである。
吉川英治 源頼朝 青空文庫
作例 · 標準
早朝の静寂に包まれた境内から、僧侶たちの厳かな法音が響いてきた。
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堂内に響き渡る法音に耳を傾けていると、心が次第に穏やかになっていく。
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法会が始まると、何十人もの僧侶による低い法音が重なり合い、圧倒された。
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