念誦
ねんじゅ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
invocation
文例 · 用例
十三日、辛卯、鴨社の氏人菊大夫長明入道、雅経朝臣の挙に依りて、此間下向し、将軍家に謁し奉ること度々に及ぶと云々、而るに今日幕下将軍の御忌日に当り、彼の法花堂に参り、念誦読経の間、懐旧の涙頻りに相催し、一首の和歌を堂の柱に注す、草モ木モ靡シ秋ノ霜消テ空キ苔ヲ払フ山風同年。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
想を仏土に致し、仏経の要文なんどを潜かに念誦したことと見える。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
限りあればうす墨衣浅けれど涙ぞ袖を淵となしける と歌ったあとでは念誦をしている源氏の様子は限りもなく艶であった。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
お居間に隣った念誦の室のほかに、新しく建築された御堂が西の対の前を少し離れた所にあってそこではまた尼僧らしい厳重な勤めをあそばされた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
まだ暗い間に手水を済ませて念誦をしていることが侍臣たちに新鮮な印象を与えた。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
人が不審を起こすであろうことをはばかって、念誦堂に引きこもって終日源氏は泣いていた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
まあどうでしょう、もう一歩で九州の人になっておしまいになるところでございましたね」 などと人々は終日昔の話をしたり、いっしょに念誦を行なったりしていた。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
日が暮れると御堂に行き、翌日はまた坊に帰って念誦に時を過ごした。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
僧侶が静かに念誦を唱え始めた。
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困難な状況に際し、彼は神への念誦を行った。
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祈りの中で、魂の平安を念誦した。
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