専権
せんけん
名詞
標準
arbitrary use of power
文例 · 用例
いわんや、世に頑愚固陋の徒あり、衆民多数の康福を主張するを指して叛逆不臣の説となす、世に狡獪|姦佞の輩あり、国家権威の鞏固を唱道するを誣いて専権圧制の論となす、大識見を備うる者にあらざるよりは、それよく惑わすところとならざらんや。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
宗教革命は教権の統一および専権を破りて信教自由を立つ、信教の自由すでに立ちて教権ようやく衰え、しかして国民的感情ははじめてふたたび人心に萌す。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
此故に王朝の盛時を追懐しては現時の式微を歎じ、寛永の士風を追懐しては近世の軽薄を詈り、楠公の為めに慷慨の涙をそゝぎ、北条氏の専権に切歯せり。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
朝廷は怨嗟の的となり、重税をのがれるための浮浪逃亡が急速に各地に起り、おのづから荘園はふとり、国有地は衰へ、平安朝の貴族の専権、ひいては武家の勃興、朝家の没落の種はかうしてまかれてゐたのである。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
そもそも民選議院建設の時節は、国体の変じて君主専権より君民分権に遷るの時なり。
— 神田孝平 『民選議院の時未だ到らざるの論』 青空文庫
一世紀の後、空海の時代もすでに去って藤原氏専権時代がまさに始まろうとしたころに(嘉祥二年、続日本後紀、巻十九)、興福寺の法師が仁明天皇の宝算四十を賀した種々の催しをやった。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
朝廷は怨嗟の的となり、重税をのがれるための浮浪逃亡が急速に各地に起り、おのずから荘園はふとり、国有地は衰え、平安朝の貴族の専権、ひいては武家の勃興、朝家の没落の種はこうしてまかれていたのである。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
○ 四十八歳、魯に陽虎の専権が始まった。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫
作例 · 標準
法的な根拠なく予算を執行するのは、財務担当者による明らかな専権事項の侵害だ。
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独裁的な指導者が専権を振るい、国民の自由が制限される事態を招いている。
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組織内のチェック機能が働かず、特定の部署が専権を握ってしまうのを防がねばならない。
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