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表玄関

おもてげんかん
名詞
1
標準
front door
文例 · 用例
S署――差し障りがあってはいけないから、わざと頭文字だけにして置くが――S署は大阪の表玄関にある警察署である。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
植込みのところで、車廻しのついている表玄関から子持乞食のお三が入るのをちらりと見かけます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
三十分ばかり後、男は国枝さんの表玄関を内側からあけ、可成な重味の見える風呂敷包みを持って現われました。
岡本かの子 おせっかい夫人 青空文庫
そしてガルスワーシーがロンドンの汚れた霧|瓦斯を遁れて健康の丘と呼ばれるハムステットに日常人事の受付所として設けた此の邸の表玄関に較べて、ひそやかで而かも華やかな裏庭一帯の感じは、彼が平常多くの時間を過しに行って居る遠く離れた田舎の本宅の情景の一部を移し採って来たもののように見える。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
笠松と云う外科医の先生が、何処かに、実在しているような気がしているんですが……」「何かそんな、幻想の動機になっている人が、何処かにいるのでしょう」 丁度そのとき、自動車は、警察署の表玄関に着いた。
佐左木俊郎 三稜鏡 青空文庫
」 房枝は赤い緒の下駄を持って、裏口から表玄関へ座敷の中を横切った。
佐左木俊郎 街底の熔鉱炉 青空文庫
僕がこの部屋に入ってまず鎧戸をすべて下ろしたことも、それから表玄関よりも目立たない脱出口から家を出ることの許しを得ないと仕方がないということも。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
僕の部屋は、道場の表玄関から入ってすぐ右手の「桜の間」だ。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
作例 · 標準
例句