悪感情
あくかんじょう異読 あっかんじょう
名詞
標準
ill feeling
文例 · 用例
要するにこの演説会は純粋な悪感情の表現に終ってしまった。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
もし、清国政府が日本政府に対して悪感情を抱き、現在の好意的な中立の態度を放擲して逆に露西亜に傾いて行ったら、どうなるか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
好悪感情のはっきりしている陽子は、章三のような男のタイプには好感が持てなかった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
町の人たちの中には、このとりしまり法のために、たとえ野犬でも、いつも来なれていた犬がどんどんひっくくられていくので、恐水病のおそれよりもまえに、じつにひどいことをすると言って、警察へ悪感情をいだくものがずいぶんいました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
しかし甚吉は亀屋のお園のことや、又それに就いて、このごろかの伊兵衛に悪感情を抱いている事などは、すべて正直に申立てたが、伊兵衛を殺害した事件については、一切なんにも知らないと言い張っているので、その吟味は容易に落着しなかった。
— 岡本綺堂 『真鬼偽鬼』 青空文庫
読者の悪感情を引き起こすために、書いてるとしか思われやしない。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
そして死んだ権四郎の名声はいよいよ落ち、彼を稀代の色魔と呼ぶ者、また稀代の喰わせ者と呼ぶ者が現れるかと思うと、更に悪感情は若き未亡人お妙の上に、また更に日頃人気の高かった帯刀の上にまで伸びていったから、全く恐ろしいものだった。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
そのことは更に世間に伝わって、更に強勢な悪感情の材料となった。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
作例 · 標準
悪感情の例文1
悪感情の例文2
悪感情の例文3
悪感情の例文4