三竿
さんかん
名詞
標準
broad daylight
文例 · 用例
これは戀ゆゑ、われは酒ゆゑ、ほれて通へば千里も一里、半里の路またゝく間に行きつくして、祝町につけば、夜すでに十時、快く醉ひを買ひて一夜の夢あたゝかに、宿醉に重き頭をもたげて欄によれば、海上の旭日、既に三竿に及べり。
— 大町桂月 『水戸觀梅』 青空文庫
』と、意外ところに感心して、『ナントお前様、此地方ではハア、今の村長様の嬶様でせえ、箪笥が唯三竿――、否全体で三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなツす。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
』と、飛んだところに感心して、『ナントお前樣、此地方ではハア、今の村長樣の嬶樣でせえ、箪笥が唯三竿――、否全體で三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなッす。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
その最極端なる一例は、所謂、朝寝坊が起さるる時にして、数回に亘る呼び声に応答しつつ、又も熟睡に陥り、日|三竿に及びて蹶起して、今日は唯一回の呼声にて覚醒したりなぞ主張する事珍らしからざるは、世人の周知せる事例なり。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
それでも暁方になると神経が鎮まって、それから熟睡に落ちて、朝日の三竿に上る頃にやっと眼をさましました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ところが老人達は二三竿の疎らな枝葉の上に宿る一片の涼味のほかに趣味を見出すまいとする。
— 會津八一 『趣味の修養』 青空文庫
小さな渡し船は、川幅よりも長そうな荷足りや伝馬が、幾艘も縦に列んでいる間を縫いながら、二た竿三竿ばかりちょろちょろと水底を衝いて往復して居た。
— 谷崎潤一郎 『秘密』 青空文庫
いつになく彼は日の三竿にいたるまで寝所から出て来なかった。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
ようやく陽が三竿に上り、今日も一日が始まったと感じた。
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三竿高く登った太陽の下、子供たちが元気に遊んでいる。
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もう三竿なのに、まだ布団の中にいるなんて信じられない!
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