真昼
まひる
名詞副詞頻度ランク #36844 · 青空 747 例
標準
midday
文例 · 用例
真昼の光はあつても少しくであり、それもやがて暮れるとしてのことのやうであり、此処では、紅の花も、やがて萎れて黝ずんだ色になるとしてのことである。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
私はフランス叙情詩の講義を聞きおえて、真昼頃、梅は咲いたか桜はまだかいな。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
疳高い甘え声が、真昼の暑熱が漸く鈍い渾然さをみせた夕刻の空気の中を、矢のやうに走つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
この句を読むと、田舎の閑寂な空気や、夏の真昼の静寂さや、ひっそりとした田舎家の室内や、その部屋の窓から見晴しになってるところの、広茫たる一面の麦畑や、またその麦畑が、上風に吹かれて浪のように動いている有様やが、詩の縹渺するイメージの影で浮き出して来る。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これが夏の真昼の沈黙や、田舎の静寂さやを、麦の穂の動きにかけて、一語の重複した表象をしているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
欅の並木をつつむ真昼の寒い霧。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
夏の真昼の静かには タールの光も清くなる。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
電車の地響と自動車の笛の音ばかりで、街には犬も声を立てて居ない、積雪に静まり返った真昼時でした。
— 岡本かの子 『雪の日』 青空文庫
作例 · 標準
真昼の太陽は高く昇り、汗が流れてきた。
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