生まれ故郷
うまれこきょう
名詞頻度ランク #32657 · 青空 0 例
標準
one's birthplace
文例 · 用例
生まれ故郷を遠く離れて、なぜ江戸三界へ出て来たのか、それはよく判らないんですが、なにか良くない事をして、江戸へ逃げて来たんだろうと思われます。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
もし仮りに、一坪の土地でも、自分達の帰って来ることの出来る自分達の所有としての土地が、この生まれ故郷にあるのなら、或いは、梅三爺は伜と一緒に行く気になったかも知れなかった。
— 佐左木俊郎 『土竜』 青空文庫
立ちあがって七八町の先に、再びわが生まれ故郷を眺めなおした時には、もう以前のような心の痛みはなかった。
— 伊藤左千夫 『落穂』 青空文庫
それから尊者生まれ故郷仏国のモンペリエへ帰り国事探偵と疑われ、一三二七年八月十日牢死した。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
つまり、旦那は自分の身上をみんな投げ出して、親類の人たちにあとの始末をいいように頼んで、空身で生まれ故郷を立ち退くことになったのさ。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
女でも生まれ故郷を離れて、遠い長崎や奥州の果てへ行く者も沢山ある。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
私の生まれ故郷は、あの大空の向うに在る、音も香もない虚無世界に違いない事を、私はハッキリと覚って来ました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
お元も不幸に生まれた一人で、なんの不足もない豪家の娘と云いながら、その生まれ故郷ではとても相当の嫁入り先を見いだすことが出来そうもなかった。
— 松茸 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句