俗姓
ぞくしょう異読 ぞくせい
名詞
標準
secular surname (of a priest)
文例 · 用例
かくてさらに享保の「本化別頭高祖伝」以下の書に至っては、三国氏とか、聖武天皇の後胤とかいうことはやめにして、初めから俗姓は藤原氏と極めてしまっているのが多い。
— 日蓮聖人はエタの子なりという事 『旃陀羅考』 青空文庫
石川の沙弥といふのは俗姓未詳だが、其の妻が河内の石川郡の人であるので、石川沙弥と云つた。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
光映は俗姓赤松氏、字は曇覚、号を棘樹また一如庵という。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
俗姓神波氏、名は行蔵、字は竜卵、後に孟卿。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
和尚は、俗姓を柘植という人であることを、お高は聞いたことがあった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
この人は、中国浪人と称しているけれども、その藩籍俗姓のくわしいことは、まだわからない。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それは鎌倉時代の慧春尼という人で、「比丘尼史」に依ると、尼の俗姓は藤原氏、相模の糟谷に住み、容姿絶群であったという。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
俗姓を遠藤、名を盛遠といい、北面の士から、院の武者所となったが、十八の年、袈裟という人妻を斬って、慚愧の果て、髪を削って僧門に入ったのがその動機だったという。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
作例 · 標準
古代の日本の社会では、族姓によって身分や役割が明確に定められていた。
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彼の族姓は、この地域に古くから続く名家のものであった。
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明治維新後、族姓による差別は徐々に解消されていった。
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