俗名
ぞくみょう異読 ぞくめい
名詞
標準
common name
文例 · 用例
(明治四十年九月二十六日『東京朝日新聞』) 七 アフリカの杜鵑 アフリカに、杜鵑の一種で俗名を「蜂蜜の案内者」と称する鳥が居る。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
十五 吼えろヴォルガ 「燃え上がるヴォルガ」(俗名、吼えろヴォルガ)を見た。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
「ハイデルベルヒの学生歌」(俗名、若きハイデルベルヒ)でも窓下の学生のセレネードは別として、露台のビア・ガルテンでおおぜいの大学生の合唱があって、おなじみのエルゴ・ヴィヴァームスの歌とザラマンダ・ライベンの騒音がラインの谷を越えて向こうの丘にこだまする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
「おらあすんでの事で俗名八蔵と拝もうとした。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
戒名は一乗英峰信士、俗名石丸英一、十八歳、大正九年十月九日寂。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
俗名はおつや、芸名は金八、あだ名はがらッ八又はがら金……。
— 岡本綺堂 『影』 青空文庫
これは、俗名と戒名と、現當過去、未來、志す處の差によつて、おもひ/\に其の姓氏佛號を記すのであらう。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
其の卒塔婆には俗名民谷伊右衛門と書いてあった。
— 田中貢太郎 『南北の東海道四谷怪談』 青空文庫
作例 · 標準
出家する前の俗名は田中太郎だったが、今は法名を名乗っている。
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彼の俗名は誰も知らないが、高名な僧侶として知られている。
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この寺の住職は、若かりし頃の俗名で呼ばれることを嫌がった。
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