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歌声

うたごえ異読 かせい
名詞頻度ランク #10003 · 青空 487
1
標準
singing voice
文例 · 用例
勿論かういふことは、これと明確に云へることではないが、今仮りに手短かに云つてみるならば、短歌・俳句は、その形の大小を云ふのではないが、はやかぼそい歌声と我等が耳に響くのである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
プノンペンの街、タマリンドの街路樹、メコン河の流れ、シソワット王の城内、彼方には椰子の林があり、赫熱とした熱帯の強烈な太陽の直射と、熱風を避けた王城内でノラの母はシソワット王と廷臣の居並ぶ玉座のまえで、オーケストラと数十人の唄い手の歌声のなかで華麗な彼女はカンボジヤの踊りを舞うのだった。
吉行エイスケ 新種族ノラ 青空文庫
花は歌声につれて音をたてんばかりにする/\と咲きまさつていつた。
有島武郎 お末の死 青空文庫
お使僧の説教は、彼女にとつては覗からくりの歌声よりも猶無関心のものであつた。
平出修 夜烏 青空文庫
君勇の歌声の寂しさは、それでうなずけるようだった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
鶴雄の年齢にしてもませた考え方だったが、君勇が鶴雄の前で、鈴子のことを言った時のうるんだ眼や、歌声の寂しさを考えると、鶴雄はしぜんにそんな考えを抱いてしまった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
そして、そのまま椅子に釘づけになっていたが、やがて、意を決したように、青ざめた顔に、緊張した表情をきっとうかべて、望月の歌声を背中に、廊下へ出て行った。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
いきなり男の歌声がした。
織田作之助 秋深き 青空文庫
作例 · 標準
例句