住僧
じゅうそう
名詞
標準
chief priest (of a Buddhist temple)
文例 · 用例
いかに貧乏寺といいながら、ともかくも住僧がある以上、よくもこんなに住み荒らしたものだと思いながら、半七は草を踏みわけて進んでゆくと、死骸の見いだされた古井戸はそれであると、友吉は庫裏の前を指さして教えた。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしいつまでも空寺にして置くと、何時ほかの住僧がはいり込まないとも限らないから、いっそ自分たちが占領してしまう方がいいというので、全達と全真、この二人が住職と納所に化けて住み込むことになったんです。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
多い神仏の内には豪気な奴もありて、『雍州府志』に京の勝仙院住僧玄秀の時、不動尊の像の左の膝を鼠が咬んだ、秀、戯れに明王諸魔|降伏の徳あって今一鼠を伏する能わずといった、さて翌朝見れば鼠が一疋像の手に持った利剣に貫かれたので感服したと出づ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
寺は推古の御世、山背王等の建立にかゝる、荒れに荒れて、住僧など誠に口惜しき人物なり、かゝる例は此わたりの古寺に珍らしからざるべし。
— 内藤湖南 『寧樂』 青空文庫
此寺は明の穆宗帝の隆慶五年(西暦一五六六)の創建に成り、清朝に入つて度度重修を経て、山中最大の規模を占め、堂宇其他の結構も大安寺に勝つてゐるが、山が浅いのと住僧の俗化とのために幽邃閑雅の趣に乏しい。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
現住僧は私の回縁者である。
— 河東碧梧桐 『南予枇杷行』 青空文庫
奥州の田植ゑ人に歌謡を与へたのは、平家物語を初めて弾いた生仏と言ふ盲人だと言ふのが、「菅菰抄」以来の説ですが、其菅菰抄には、今一説あつて、某大寺の住僧が、奥の人々のあぢきないたつきを憐んで田植ゑに唄を与へたのだといふ伝へもあつたやうです。
— 折口信夫 『東北民謡の旅から』 青空文庫
住僧たちの上から下まで無學で、俗ぽかつたことは、氣にさはつたけれど、少しも憂鬱な氣持ちを起させる三日間ではなかつた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
作例 · 標準
この寺の住僧は、毎朝欠かさず境内を掃き清めている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
困りごとを相談に行くと、住僧は温かいお茶を出して話を聴いてくれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
格式高い寺院の住僧を務めるには、長年の厳しい修行が必要だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview