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香しい

かぐわしい
形容詞頻度ランク #43456 · 青空 68
1
標準
sweet-smelling
文例 · 用例
其|焼たての香しい香が戸外までぷんぷんする。
国木田独歩 二少女 青空文庫
そして奇麗に傷口を洗ってやって、その上、傷口へ二三度|香しい息を吹きかけてやって云いました。
宮沢賢治 双子の星 青空文庫
砂浜から、ひょっこりひょっこりと出る芋づるの奴より、この……山の松露が、それこそ真に香しい露の凝ったので、いわば松の樹の精根でがしてな。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
そのうち、香しいやうな、遠くで……海藻をあぶるやうな香が傳はる。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
濃く香しい、その幾重の花葩の裡に、幼児の姿は、二つながら吸われて消えた。
泉鏡花 若菜のうち 青空文庫
」 師匠も銀子の口車に乗り、やがて大弓場を処分して、藤本へ入って来たのだったが、入れてみると、ちぐはぐの親父と、銀子の所思どおりに行かず、師匠の立場も香しいものではなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
早瀬は、甘い、香しい、暖かな、とろりとした、春の野に横わる心地で、枕を逆に、掻巻の上へ寝巻の腹ん這になって、蒲団の裙に乗出しながら、頬杖を支いて、恍惚した状にその菫を見ている内、上にたたずむ蝶々と斉しく、花の匂が懐しくなったと見える。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
磯野は一、二の官立学校の試験を、いつも失敗して、今通っている学校は、学課の程度が低く、卒業生の成績や気受けも香しい方ではなかった。
徳田秋声 足迹 青空文庫
作例 · 標準
雨上がりの庭から、咲き誇る沈丁花の香しい匂いが窓を抜けて部屋まで届いた。
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淹れたてのほうじ茶から香しい湯気が立ち上り、張り詰めていた心がゆっくりと解けていく。
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「うわあ、台所から香しいバターの匂いがする!今日のおやつは手作りクッキーかな?」
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古書店の棚に並ぶ古い和紙からは、年月を経てなお香しい、墨と紙の独特な香りがした。
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香しい(かぐわしい) — 幻辞.com