始点
してん
名詞
標準
point of departure
文例 · 用例
「僕らの今取り組むべき問題は、どのような道を経て、物色された宝石箱という始点から、トテナム・コート通りの鵞鳥の餌袋という終点に至ったかだ。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
原因とはそれ自身において完了した過程としての存在の構造そのものを解明すべき始点、したがってまた終点以外の何物でもない。
— 三木清 『科学批判の課題』 青空文庫
信太郎とお若は軽便の始点の方へ)―― ガツカリ見送つてゐる旅商人。
— 三好十郎 『おスミの持参金』 青空文庫
ことにその女の句の方は終点を先に言って始点を後に言っているところにおかしみがあります。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
後にいうつもりですが、蟻の道の長いということを表すのを目的とする場合にはむしろ、両者を描かずに、単に始点のみを描いておいて、終点は明示しない方がその目的にそうものと思われます。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
その残余の十分の一のうちにはこういうのがあります、それはやはり開始点のみを描いていることは多くの答案と同一なのでありますが、ただそれが場所の指示ということの上にその蟻の道の続いている所以をも考えねば不満足であった点に興味があるのであります。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
これは開始点を限定しないで、どこまで尋ねていってみても際限もなく先の先があるのを言ったのでありまして、その点にはたしかに一特色がありますが、こういうふうに抽象的にいうことはいくらそれが適切であっても存外力の弱いものであります。
— 高浜虚子 『俳句の作りよう』 青空文庫
然しその手紙を読み遠い見知らぬ土地と、そこでひたむきに稼いでいる彼の姿を想いやったとき、おせんの感情は情熱のかたちをとりだした、十七歳という年齢はもはや成長して達した頂点ではなく、そこからおんなに繋がる始点というべきものとなったのである。
— 山本周五郎 『柳橋物語』 青空文庫
作例 · 標準
この道は公園が始点になっている。
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マラソン大会の始点には多くのランナーが集まっている。
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計画の始点を明確にすることが成功の鍵だ。
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