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難渋

なんじゅう
形容動詞名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
suffering
文例 · 用例
たいへん難渋の文章で、私は、おしまいまで読めなかった。
太宰治 音に就いて 青空文庫
御中道に昔は小舎がなくて、参詣の道者が難渋するため、そのうちの難所たる大沢に、お助け小舎を置いたそうだが、それは疾くにつぶれて、今のは粗末ながら、普通の旅人宿めいた小舎である。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それからがくがくして歩行くのが少し難渋になったけれども、ここで倒れては温気で蒸殺されるばかりじゃと、我身で我身を激まして首筋を取って引立てるようにして峠の方へ。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
実を申すとここへ来る途中でもその事ばかり考える、蛇の橋も幸になし、蛭の林もなかったが、道が難渋なにつけても、汗が流れて心持が悪いにつけても、今更行脚もつまらない。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
脚に難渋な腫物があった、その療治を頼んだので。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
あゝ云ふ難渋な処にぶっつかっては全く損するより仕方ありません。
宮沢賢治 化物丁場 青空文庫
彼は首をすくめ、懐ろ手をしながら、落葉や朽葉とともにぬかるみになった粘土質の県道を、難渋し抜いて孵化場の方へと川沿いを溯っていった。
有島武郎 星座 青空文庫
已むを得ずして悪い銀を造った、随って物価は騰貴した、市民は難渋した。
岡本綺堂 一日一筆 青空文庫
作例 · 標準
長引く不況で、多くの人々が経済的な難渋を強いられている。
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彼は、借金返済の難渋から抜け出せずに苦しんでいた。
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貧困と病気という難渋の中で、彼女は必死に生き抜いた。
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