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退潮

たいちょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
ebb tide
文例 · 用例
しんとしてさびしい磯の退潮の痕が日に輝って、小さな波が水際をもてあそんでいるらしく長い線が白刃のように光っては消えている。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
と見るうち退潮の痕の日に輝っているところに一人の人がいるのが目についた。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
御最後川の岸辺に茂る葦の枯れて、吹く潮風に騒ぐ、その根かたには夜半の満汐に人知れず結びし氷、朝の退潮に破られて残り、ひねもす解けもえせず、夕闇に白き線を水ぎわに引く。
国木田独歩 たき火 青空文庫
進潮退潮同一の江海である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
そこでたま/\張る氣を以て事に當り務を執つて居ること少時であれば、直に又反對の弛む氣が引き出されて來て、漸くにして張る氣は衰へ、弛む氣は長じて來ること、譬へば進潮の長く進潮たり得ずして、やがて退潮を生ずるが如くである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
譬へば潮の如きは、毎日夜に二囘づゝ進潮になり退潮になる。
幸田露伴 努力論 青空文庫
さて其の進潮は、進潮になつた初から終まで、五時間ほどの間を刻々分々に進み滿ちるのであるが、滿ち盡せば則ち、潮止りとなつて、それから引反して退潮となるのであるから、畢竟五時間だけを持續するに過ぎぬのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
譬へば退潮時に當つて、たま/\風壓や地變によつて生じたる進潮の如きものである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年かけて、その分野の大著を完成させた。
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