落潮
らくちょう
名詞
標準
low tide
文例 · 用例
又落潮の時はその響強烈にして、最も恐るべき、最も大なる瀑布の声といへども、これに及ばざるならん。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
この潮流は海水の干満によりて支配せらる、――すなわち常に六時間ごとに高潮となり落潮となる。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
文学常識の急激な落潮、日本文化の低下の激甚さはもっと注目されなければならなかった本年の問題である。
— ――現代文学の多難性―― 『昭和十五年度の文学様相』 青空文庫
日暮東塘正落潮、孤篷泊處雨蕭蕭、疎鐘夜火寒山寺、記過呉楓第幾橋、楓葉蕭條水驛空、離居千里恨難囘、十年舊約江南夢、獨聽寒山夜半鐘王漁洋も寒山寺の夜半の鐘声を聞いたのである。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
唯だ隅田川はセエヌ川でないから、永代橋まで来て、今夜の落潮に船を繋いで上陸する階段の設備がないのに困つた。
— 與謝野晶子 『月二夜』 青空文庫
子供じみた彼の顔から血紅が落潮の早さで退いて行くのを明子は見た。
— 神西清 『青いポアン』 青空文庫
夜になると、もう秋の落潮のはじまったヴォルガの水脈を求めてゆるく航行する船の舷側から、ギターがきこえ、若い男の唄声が水の上に流れた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「おそらくちょうど鍵穴のところにいたときなんでしょう」と、おかみはまず紳士を弁護するためにいった。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫
作例 · 標準
落潮の時間を狙って磯に降りると、小さな潮だまりにカニや小魚が取り残されていた。
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海岸沿いの道は、落潮の時だけ砂浜が現れて歩けるようになる。
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落潮とともに、港に停泊していた船の喫水線が徐々に下がっていった。
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