満潮
まんちょう異読 みちしお
名詞多音語頻度ランク #40641 · 青空 223 例
標準
high tide
文例 · 用例
これは月と太陽との引力のために起るもので、月や太陽が絶えず東から西へ廻るにつれて地球上の海面の高く膨れた満潮の部分と低くなった干潮の部分もまた大体において東から西へ向かって大洋の上を進んで行きます。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
東京辺と四国の南側の海岸とでは満潮の時刻は一時間くらいしか違わないし、満干の高さもそんなに違いませんが、四国の南側とその北側とでは満潮の時刻は大変に違って、ところによっては六時間も違い一方の満潮の時に他の方は干潮になる事もあります。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
このようにあるところでは満潮であるのに他のところでは干潮になったり、内海の満干の高さが外海の満干の高さの倍になるところのあるのは、潮の流れが狭い海峡を入るために後れ、また、方々の入口から入り乱れ、重なり合うためであります。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
そして私は寝床のなかで満潮のように悪寒が退いてゆくのを待っている。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
これを渡って、今朝は殆ど満潮だったから、与吉は柳の中で※と旭がさす、黄金のような光線に、その罪のない顔を照らされて仕事に出た。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
東は三枚洲の澪標遥に霞むかたより、満潮の潮に乗りてさし上る月の、西は芝高輪白金の森影淡きあたりに落つるを見ては、誰かは大なるかな水の東京やと叫び呼ばざらん。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
芭蕉の居を卜せしは即ちこの川の北岸にして、満潮の潮がしらに川角へさし来る水の勢に乗つて照り渡れる月に句を按じ、あるいは五本松あたり、一川の上下に同じ観月の友を思へるなど、皆こゝに居たるよりの風雅のすさびなりけんと想はる。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
顔にふるる芭蕉涼しや籐の寝椅子涼しさや蚊帳の中より和歌の浦水盤に雲呼ぶ石の影涼し夕立や蟹這い上る簀の子縁したたりは歯朶に飛び散る清水かな満潮や涼んでおれば月が出る 日本固有の涼しさを十七字に結晶させたものである。
— 寺田寅彦 『涼味数題』 青空文庫
作例 · 標準
砂浜を散歩するには、満潮時を避けるのが良い。
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潮見表によると、今日の満潮は午後3時頃だ。
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満潮時には、海岸線が大きく後退する。
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ウィキペディア曖昧さ回避
満潮(まんちょう・みちしお) 潮汐により海面が上がった状態。 満潮 (駆逐艦) - 大日本帝国海軍の駆逐艦 満潮 - 朝倉かすみの小説。 みちしお 海上自衛隊所属の潜水艦。 みちしお (潜水艦・初代) みちしお (潜水艦・2代) 山口県の王喜温泉・糸根温泉にあるドライブイン・入浴施設。
出典: 満潮 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0