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九牛の一毛

きゅうぎゅうのいちもう
表現名詞
1
標準
small fraction (of)
文例 · 用例
二 催のかかることは、ただ九牛の一毛に過ぎず候。
泉鏡花 凱旋祭 青空文庫
世界の大美術書の総数に比べたなら九牛の一毛どころか百牛の一毛にも当るまいが、シカモ世界の文献に乏しい日本では此の百牛の一毛なり万牛の一毛なりの美術書でさえが猶お貴重せざるを得なかった。
内田魯庵 灰燼十万巻(丸善炎上の記) 青空文庫
九牛の一毛を録するも尚ほ我筆を汚すの歎なきこと能はざる也。
木下尚江 自由の使徒・島田三郎 青空文庫
かういへば或は連体の語尾のるがこれらの場合には省かつたのであるといふかも知れぬけれども、以上は九牛の一毛たるにすぎないので、古い所ではたくさん見えてゐる。
折口信夫 用言の発展 青空文庫
だからといって、私の百坪前後の野菜を根こそぎ舁ぎだしたところで、九牛の一毛にも値せぬ。
佐藤垢石 食べもの 青空文庫
しかし是れはボクの希望の九牛の一毛である事だけは承知して貰いたい。
第二部 混混録 牧野富太郎自叙伝 青空文庫
しかし新聞種になり得るような科学は、科学の全体から見たら、九牛の一毛に過ぎない。
中谷宇吉郎 動力革命と日本の科学者 青空文庫
京の滅びなど此の眼で見て来たことは、恐らくはこの度の大転変の現われの九牛の一毛にしか過ぎまい。
神西清 雪の宿り 青空文庫
作例 · 標準
この広大な宇宙のすべてから見れば、我々の存在なんて九牛の一毛にすぎない。
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彼が稼いだ莫大な金額からすれば、この寄付額はまさに九牛の一毛だろう。
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世界中の水問題の解決に比べたら、この小さな取り組みは九牛の一毛かもしれない。
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あの巨大な組織の秘密に比べたら、我々が知っていることは九牛の一毛にも満たない。
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