取るに足らない
とるにたらない
表現形容詞
標準
insignificant
文例 · 用例
追いかけながら、私はこれ程繁昌な巷に立って見窶しい唖娘の姉が、取るに足らない草花なぞを売って、果してそれを気にとめて買ってくれる人が少しでもいるのであろうか――これは、いよいよ姉は私を欺いているらしいと考えるのであった。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
もはや取るに足らない気がして、わたくしはただ笑っていた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
ところが実際のところ、経験上、大抵取るに足らないところにあるのだよ、観察力と鋭い因果分析力の発揮できる場というものは。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
口にする言葉はすべてまったくの真実、それをどう使われようが私には取るに足らないこと。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
これは勿論取るに足らない順逆論であるけれども、兎に角これと同じ筆法を其の三四年前即ち元治元年に京都に起つた事變に比較して見たならば、甚だ矛盾して居るといふことがわかる。
— 内藤湖南 『維新史の資料に就て』 青空文庫
私は必して、紅葉山人や一葉女史が、取るに足らない作家だったとか何とかけなすのでは必してない。
— 宮本百合子 『紅葉山人と一葉女史』 青空文庫
ジイドは、ミドルトン・マリの評によれば「ほとんど取るに足らない本質的な業績を基礎として、しかも彼のようにヨーロッパ的人物となった作家は蓋し異例と云うべきであろう」ところの作家である。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
また、コンピューター屋のセンスからすれば、オモチャ以下の取るに足らない存在に映る。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
作例 · 標準
偉大な発見も、最初は取るに足らない小さな違和感から始まった。
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彼に言わせれば、私の悩みなど取るに足らない些細なことなのだろう。
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その噂話は全くの根拠がなく、真面目に取り合う必要のない取るに足らないものだ。
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