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雀の涙

すずめのなみだ
表現名詞
1
標準
drop in the bucket
文例 · 用例
たまに思い出したように郡代から下げ渡される救助米とか麦種子代とかは雀の涙ほどで何の足しにもならなかった。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
「こったら、雀の涙みてえ酒このんだばしで、どうして去んで寝られっけえ。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
露西亜人たちは、その野放図もない胴体で、ちょっとばかり力を入れれば、押し潰れそうな手製の貧弱なテーブルを股の中に抱き込んで、しかも雀の涙ほどのウォツカの杯を見つめながら、この道化者の気狂いじみた興奮を猫脊に微笑んでいるのだった。
里村欣三 放浪の宿 青空文庫
」「さうなんだよ」「厭ね、別に贅沢してるつてわけでもないのに、相場だの競馬だのつて、こんな小さなうちなんか雀の涙よ。
林芙美子 朝夕 青空文庫
魚梯から落ちる水が、雀の涙ほどに量が少なくなっていったからだ。
佐藤垢石 利根の尺鮎 青空文庫
しかたがないのでたまたま足利の芝居へ昔なじみの常磐津の鎌太夫が来ていたのを幸い、皆には先へ帰ってもらい、私だけその座に七日つかってもらって、やっとほんの雀の涙ほどのお宝をいただいて後からみんなを追い駆けました。
正岡容 初看板 青空文庫
それだけの金は結局消費生活に使われたので、基礎産業に投ぜられた額は、雀の涙くらいである。
中谷宇吉郎 動力革命と日本の科学者 青空文庫
本来の姿の科学が、正しく発達するためには、雀の涙ほどの研究費の多寡は、大した問題でなく、それよりも国の力、それは精神力の充実を含めての話であるが、その方がもっと大切なのではなかろうか。
中谷宇吉郎 科学は役に立つか 青空文庫
作例 · 標準
「今月のボーナスなんて、雀の涙ほどしか出なくてガッカリだよ」
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彼に借金を返したが、あまりの多額さに雀の涙程度の足しにしかならなかった。
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雀の涙ほどの寄付金でも、多くの人が集まれば大きな力になる。
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