多読
たどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #27413 · 青空 21 例
標準
wide reading
文例 · 用例
これは恐らくは氏が世相の体験裡に自己を育てられて来た芸術家と云ふよりも、寧ろより多く書斎裡の智的努力に依つて自己を育てて来た芸術家であるからではないかと私は考へてゐるが、とに角、私の知れる限りでは、氏程多読多識な作家はない。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
然し、芸術家にとつて多読多識はその芸術の或る力になり得る事は疑ひないにしても、それが芸術の本質にどれだけ寄興し得るか否かは問題である、少し古臭い――と云つてもやつぱり永遠の真理には違ひない事であるが、芸術家は智よりも、先づ人間である事を求めなければならない筈だから……。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
いずれにしても無批判的な多読が人間の頭を空虚にするのは周知の事実である。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
柿江――彼は驚くべき多読者だが――などが書物を読んでいるのを見ても、そうは思わないが、園の前に書物があるのを見ると、人見はある圧迫を感じないわけにはいかなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
多読して頭が痛くなるようなそんな眼ではないのだ。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
鴎外や芥川龍之介などどのようにしてあれ程多読出来たのか、どのようにして読書の時間をつくったのか、そしてどのようにして読んだものを巧く身につけたのか、その秘法があれば教えて貰いたいと思うくらいである。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
自分の無智を嘆きながらに彼女の多読を別に感心しないのは何故かなどゝ思ふ。
— 牧野信一 『五月のはじめ』 青空文庫
これは何も多読することが、非常によいと自覚してのわけではない。
— 寺田寅彦 『わが中学時代の勉強法』 青空文庫
作例 · 標準
「翻訳家になるためには、母国語の文学を多読して豊かな語彙力を養うことが不可欠だ。」
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「英語学習のコツは、簡単な絵本を多読することから始めると挫折しにくいですよ。」
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「多読家として知られる彼は、自宅の壁一面を埋め尽くすほどの膨大な蔵書を抱えている。」
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