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空然

くうぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
vacant and unthinking
文例 · 用例
利害の念もなければ越方行末の想もなく、恩愛の情もなく憎悪の悩もなく、失望もなく希望もなく、たゞ空然として眼を開き耳を開いて居る。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
想ふに其の生れて世に在るや、沖天の雄志躍々として禁ふる能はず、天下を擧げて之に與ふるも心慊焉たらざりしものも、一旦|魂絶えて身異物とならば、苔塔墓陰、盈尺の地を守つて寂然として聲なし、人生の空然たる、哀しむべきの至ならずや。
高山樗牛 人生終に奈何 青空文庫
決して空然と遊んでいるものはない。
春の巻 食道楽 青空文庫
損じゃあ、ありませんか、好んで人に嫌われて……」 道也先生は空然として壁に動く細君の影を見ている。
夏目漱石 野分 青空文庫
2
標準
something that should be there is not
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