愛国主義
あいこくしゅぎ
名詞
標準
nationalism
文例 · 用例
この十年間に、文学運動の上では、言文一致の提唱とその勝利があったが、そしてそれは、より直接的に社会生活を反映し得る手段を整えたものと云い得るのだが、作品に於ては、現実は歪曲され、愛国主義は鼓吹された。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
「肉弾」は熱烈な愛国主義に貫かれている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
愛国主義は、それ自身決して不自然な感情でもないし、浅薄なものでもない。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
彼等は地主的或はブルジョア的イデオロギーの持主ではあったが、しかし、決してブルジョア乃至は愛国主義の番犬ではなかった。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
そういう奴等は、一とたび帝国主義××が起れば、反対するどころか、あわてはためいて、愛国主義に走ってしまうのだ。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
篤胤は、春満、真淵、宣長と共に国学の四大人と呼ばれてゐるが、その尊皇愛国主義の主張は実行的であつたために、幕府に忌憚され、天保十二年江戸を逐はれ、秋田に帰郷を命ぜられ、その著「扶桑国号考」は絶版となつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
僕は愛国主義者だから、同じ死ぬなら国のために死のうと思ったんだが、ところが、なかなか支那人は殺してくれぬ。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
あたしももうじき愛国主義者になるんだから。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
作例 · 標準
明治政府は、国民統合の理念的支柱として教育を通じて愛国主義を涵養しようと試みた。
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彼の掲げる愛国主義は、時として他民族への不寛容や排外的な感情を伴う危険性を孕んでいる。
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国際的なスポーツ大会での自国チームへの熱狂的な応援は、健全な愛国主義の発露と見なされることもある。
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「行き過ぎた愛国主義は、自由な言論や多様な価値観を抑圧しかねない」と、その評論家は警鐘を鳴らした。
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