国粋主義
こくすいしゅぎ
名詞名詞-の形容詞
標準
nationalism
文例 · 用例
そして、なお日清戦争後には、高山樗牛の日本主義の主張が起り、日露戦争後には、岩野泡鳴の国粋主義の主張が起ったことも、一九三二年のファッショの発展と照合して、(勿論その社会的根拠に非常な相違はあるが)注目に価する。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
それからまた鹿狩りの場に現われた貴族的なスポーツ風景は国粋主義の紳士淑女を喜ばすものであり、シャトーにおける生活の空虚と痴愚を露骨に風刺する多数の画面は卑近な民衆イデオロギーに迎合するものであろう。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
たとえば個人主義、社会主義、無政府主義、国粋主義、享楽主義、本能主義、自然主義、ダダイズム、ニヒリズムなど、いくらでも数えきれないほど無数にあるが、すべて「主義」と名称のつく一切のものは、各々の人が掲げるイデヤであって、その主観に取っての「あるべき世界」を思想している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
然るにその後、文壇に於ける自然主義の思潮――は日本に於ては、それが反動的な国粋主義として帰結した。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
学生達が、国粋主義の示威運動にやつて来たのだ。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
といふは自分達は失敬ながら世界を知らないで蚊の臑のやうな痩腕を叩いて日本主義の国粋主義のと慷慨振る癖に、純粋日本種の加之も神州の産たるを辱かしめざる勇猛活溌なる我々を地犬々々と軽蔑しおる。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
さしもに飛ぶ鳥を落す勢いの美妙斎の人気も一時にガタ落ちがして、紅葉|露伴が取ってこれに代ったのは、畢竟欧化主義と国粋主義との勢力消長に原因しているので、強ち紅葉と美妙斎との芸術的優勝劣敗ではないのである。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
井侯以後、羹に懲りて膾を吹く国粋主義は代る代るに武士道や報徳講や祖先崇拝や神社崇敬を復興鼓吹した。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
作例 · 標準
排的な国粋主義が台頭すると、近隣諸国との緊張が急速に高まった。
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彼は熱狂的な国粋主義に傾倒し、外国製品のボイコットを呼びかける活動を始めた。
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「愛国心と国粋主義を混同してはいけない」と、歴史学者は警鐘を鳴らした。
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