義旗
ぎき
名詞
標準
flag of righteousness
文例 · 用例
然るに渺たる河内の一郷士正成が敢然立って義旗を翻すに至った動機には、実に純粋なものがあるのだ。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
歐米革命論ノ權威等悉ク其ノ淺薄皮相ノ哲學ニ立脚シテ終ニ「劒ノ福音」ヲ悟得スル能ハザル時、高遠ナル亞細亞文明ノ希臘ハ率先其レ自ラノ精神ニ築カレタル國家改造ヲ終ルト共ニ、亞細亞聯盟ノ義旗ヲ飜シテ眞個到來スベキ世界聯邦ノ牛耳ヲ把リ、以テ四海同胞皆是佛子ノ天道ヲ宣布シテ東西ニ其ノ範ヲ垂ルへシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
ここにわれら義を結び、盟を作って義旗をひるがえし、武権をくじき皇威を揚げ、政事を神代に返さんとす」 読み終わると一礼し、僧正天狗の膝もとへ、開いたままの連判状、つと押しやったものである。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
話聖東がボストンに義旗を翻がえし。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
「……亜細亜連盟ノ義旗ヲ翻シテ真個到来スベキ世界連邦ノ牛耳ヲ把リ、以テ四海同胞皆是仏子ノ天道ヲ宣布シテ東西ニソノ範ヲ垂ルベシ。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
寒村の田夫から身を起し、義旗をひるがえしてからすでに両三年、戦野の屍となりつるか、洛陽の府にさまよえるか、と故郷には今なお、わが子の我を待ち給う老母もいる。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
どうにも、こうにも防ぎきれなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ここでは防ぎきれないからだ、と云う。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫