口不調法
くちぶちょうほう
形容動詞名詞
標準
inarticulate
文例 · 用例
生れつきの口不調法が、かく眼前に、貴方のお姿に対しましては、何も申上げる言を覚えません、ただしかし、唯今。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
昔ものの口不調法、随分御退屈をなすったでございましょう。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
口不調法な自分は、手もなく云いくるめられてしまった。
— 菊池寛 『天の配剤』 青空文庫
三唖は紅葉に引立てられたのだから、腹の中では済まないと思ったろうが、口不調法の男だからもぞくさして弁解もしなかった、詫りもしなかった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
生れつき口不調法でござりますゆえ、なんと申してお詫びしたらよいやら分らぬのでござります。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
生れつき口不調法でござりますゆえ、なんと申してお詑びしたらよいやら分らぬのでござります。
— 第一話 旗本退屈男 『旗本退屈男』 青空文庫
おれは不斷から口不調法だからな。
— 岡本綺堂 『權三と助十』 青空文庫
――だが冬子の微笑は彼の顔をあかくさせるに止るだけの屡々口不調法な者が経験する言葉のいきさつでのことではなしに、何か樽野に水のやうな悲しみをつたへるものがあつた。
— 牧野信一 『鶴がゐた家』 青空文庫
作例 · 標準
いつも口下手で、自分の気持ちをうまく伝えられないのが口不調法だと悩んでいる。
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彼は弁が立たないので、大事な話は手紙で済ませることが多い。まさしく口不調法だ。
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会議で質問しようとしたが、言葉がうまくまとまらず、口不調法を露呈してしまった。
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