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妖刀

ようとう
名詞
1
標準
bewitched sword
文例 · 用例
なぜ、あれほどの名刀がそんなにも嫌忌されたか、この話の中心ともなるべきものでございますから、簡単にその理由を説明しておきますが、いくつか説のあるうちで、今に最もよく喧伝されているものは、すなわち、あの村正の妖刀説です。
村正騒動 右門捕物帖 青空文庫
例えば私の経験から云えば、最大級に最も欲しかったものは、或る時は、不吉な因縁話のからんでいる小式部人形だったし、或る時は、四五尺の大きさの梟の剥製だったし、或る時は、幽霊が出ると云う青江の妖刀だったし、或る時は、ちょっと奇異な形をした丈余の自然石だった。
豊島与志雄 必要以上のもの 青空文庫
青江の刀と云えば、福岡貢の十人切の青江下坂をはじめ、妖刀として定評がある。
豊島与志雄 怪異に嫌わる 青空文庫
だからここに、青江の妖刀のお蔭でお化が復活するとしたならば、どんなに素晴らしい効果を来すことだろうか。
豊島与志雄 怪異に嫌わる 青空文庫
男の面目をだいなしにされた次郎左衛門、堪忍袋の緒が絶れて妖刀千手院村正、水も溜まらず斬つて棄てると云ふところから、なづけて籠釣瓶の鞘を払ひ、八つ橋、栄之丞をはじめ、数多の人を殺めます。
正岡容 吉原百人斬 青空文庫
その妖刀から、何人かの冷たい血潮が、刃を伝わってしたたり落ちる。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
病犬のように痩せほそった左膳の肋骨の奥と、膝わきに引きつけた妖刀濡れ燕のほかは。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
山野、街道の砂ほこりにまみれ、人血の飛沫に染んだ例の白衣に、すり切れた博多の帯を、それでもきちょうめんに貝の口にむすび上げ、ずしりと落とし差した妖刀|濡れ燕の重み――。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
物語の主人公は、妖刀を手に入れて天下を統一した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの刀は、持つ者に災いをもたらす妖刀だと噂されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
美術品として展示されている妖刀は、見る者を惹きつける魅力があった。
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ウィキペディア

妖刀(ようとう)とは、妖しい刀剣のこと。「妖刀」の明確な定義はないが、一般には以下のものをさす。妖気を帯びた刀のこと。魔剣を参照。 村正のこと。徳川家康の父(松平広忠)・祖父(松平清康)・嫡男(松平信康)が村正によって命を落としたとして、江戸時代に禁忌とされたと言われている。

出典: 妖刀 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0