聖像
せいぞう
名詞名詞-の形容詞
標準
sacred image
文例 · 用例
彼は聖像の前に嚴かに十字を切ると、金色の燭臺を降して、それを兩手に支へたまま、人無きが如くに私達の眼の前を去つて行つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
入口の純白なカアテンをあげて中に這入ると、枕邊の小さな聖像が眼に著いた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
を描いたり、基督教の聖像及び聖人像に輪光が描いて有つたりするのは、其の徳を表するのでも有らうが、相書の所謂氣といふものを朝睛堂が扱つた如くに扱つて超人的に形に現はしたやうで面白い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
拿破里に近き聖ヤヌアリウスの「カタコンバ」には聖像をも文字をも彫りつけたるあれど、これも技術上の價あるにあらず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
僧は最早え堪へずして、石級を飛び下りさまに連なる男の手より聖像を奪ひ取り、そを高くかざして衆人の間に分け入りたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
聖像は流石人に敬を起さしめて、四圍の群衆忽ち跪けば、傀儡師も亦壇を下りて跪きぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
仏や菩薩の像を描くものが円光をその頭に添えたり或いはいわゆる仏炎を描いたり、キリスト教の聖像及び聖人像に輪光が描いて有ったりするのは、その徳を表するものでもあろうが、相書のいわゆる気と云うものを朝睛堂が扱ったように扱って超人的に形に現わしたようで面白い。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
花に埋められ香をたきこめられてビザンチン型の古い十字架聖像が奥深くすえられてあった。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
作例 · 標準
教会の壁には、キリストや聖母マリアの聖像が飾られている。
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信仰の対象として、多くの人々が聖像に祈りを捧げる。
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その美術館には、古代の美しい聖像コレクションが収蔵されている。
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