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哀歌

あいか
名詞名詞-の形容詞
1
標準
lament (song)
文例 · 用例
まことに蕪村の俳句においては、すべてが魂の家郷を恋い、火の燃える炉辺を恋い、古き昔の子守歌と、母の懐袍を忍び泣くところの哀歌であった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
日本の歴史の恐怖時代といふべき、平家の末路から、鎌倉の執権政治にかけて、悲壮なる運命劇は、何故か東海道の河畔で演ぜられたのが多い、承久の乱に鎌倉に囚はれて、東下りの路すがら、菊川の西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門中納言宗行卿もさうである。
小島烏水 天竜川 青空文庫
作例 · 標準
故人の徳を偲び、参列者全員で厳かな哀歌を捧げた。
敗戦の痛手を負った民衆の間で、やるせなさを歌った哀歌が流行した。
詩人は、祖国の滅亡という悲劇を一篇の長い哀歌に凝縮させた。
遠くから聞こえてくる笛の音は、まるで誰かを探す哀歌のように切ない。
2
標準
Lamentations (book of the Bible)
作例 · 標準
旧約聖書の「哀歌」は、エルサレムの崩壊を嘆く五つの詩から構成されている。
礼拝の最中、預言者エレミヤのものとされる哀歌の朗読が始まった。
聖書の一書である哀歌には、苦難の中でも神への希望を捨てない姿勢が記されている。
哀歌の第3章には、深い絶望の中から神の慈しみを再発見する感動的な一節がある。