海氷
かいひょう
名詞
標準
sea ice
文例 · 用例
緑玉色をだすのは、海氷じゃないか」 普通陸地の氷罅は、内部が美麗な青い光に染まっている。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
しかしここは、陸上にもかかわらず緑玉色の鮮光、それは、まず海氷以外にはないことだ。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
しかし嘉兵衞は歴史が傳へるやうに相手方の眞意を把握しうる程の人物だつたので、翌年四月まだ鎖された海氷を割りながら、新たにオホツク長官代理に任命され、ガロウニンとフオストフとは關係ないといふ釋明書を携へたリコルヅ少佐を伴つて、國後島へ歸還した。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
大部分のところ北氷洋は一面に海氷でおおわれているので、こういう氷島があっても、一寸見つけにくい。
— 中谷宇吉郎 『エスキモーの国から』 青空文庫
この年は、例年になく寒気がきびしかったので、海氷の成長がいちじるしく、氷原の縁辺から海岸までは四浬以上もあり、島に行くには、橇か、徒歩によるほかない。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫