極地
きょくち
名詞頻度ランク #38334 · 青空 164 例
標準
polar regions
文例 · 用例
著者の過去の生活は、北海の極地を漂ひ流れる、侘しい氷山の生活だつた。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
著者の心の上には、常に極地の侘しい曇天があり、魂を切り裂く氷島の風が鳴り叫んで居る。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
我れの如き極地の人、氷島の上に獨り住み居て、そもそも何の愛戀ぞや。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
グリーンランドのどの辺を舞台にしたものか不明なのが遺憾ではあるが、とにかく先ず極地の夏のフィヨルドの景色の荒涼な美しさだけでも、普通の動かない写真では到底見られぬ真実味をもって観客に迫ってくるようである。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
だがたいていの場合、私は蛙どもの群がってる沼沢地方や、極地に近く、ペンギン鳥のいる沿海地方などを彷徊した。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
そして極地のうへのかの北方の太陽のやうに、私の心臟は直ぐにも一箇の石となつてしまふであらう、凍結し灼然せる。
— 梶井基次郎 『詩集『戰爭』』 青空文庫
これまでにも他の探険隊のとった写真やその記事などをいろいろ見てかなりまでは極地の風物の概念を得たつもりでいたのだが、しかし活動映画として映しだされたのを見ると、ただの静映像で見ただけでは到底想像のできなかったいろいろの真実をありありと見せられ体験させられるのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
しかしながら地球の極地は、一つの地軸に於て両端しており、人が想像するよりも、実には殆ど酷似している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
標準
farthest land
ウィキペディア
極地(きょくち)天体における地域としての北極・南極のこと。極地方。本項では地球の極地方について記述。 「最果ての地」のこと。
出典: 極地 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0