上人
しょうにん
名詞頻度ランク #25320 · 青空 1952 例
標準
holy priest
文例 · 用例
凌雲閣上人豆のごとしと思う我を上より見下ろして蛆のごとしと嘲りし者ありしや否や。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
ゆえに社会的自個の行動は、毫も戒飭するところなく検束する趣なく、極めて随意に、心の動くままに振舞いたり、親鸞のいわゆる自然法爾なるものと、すこぶる相似たるの跡ありといえども、しかも子規子の態度は、釈迦如来の知らざるところ、親鸞上人の知らざるところなり、嗚呼あに偉ならずや、予はなお終に臨で一言せん。
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
血も沸かば沸け、炎も燃へばもへよ」とて、微笑を含みて読みもてゆく、心は大滝にあたりて濁世の垢を流さんとせし、某の上人がためしにも同じく、恋人が涙の文字は幾筋の滝のほとばしりにも似て、気や失なはん、心弱き女子ならば。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
例えば第三十九段で法然上人が人から念仏の時に睡気が出たときどうすればいいかと聞かれたとき「目のさめたらんほど念仏し給へ」と答えたとある。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
こういう疑いは、問題の学問が、複雑極まる社会人間に関する場合に最も濃厚であるが、しかし、外見上人間ばなれのした単なる自然科学の研究についても、やはり起こし得られる疑問である。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
自分の案内されたのはおそらく昔なら殿上人の席かもしれない。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
道連になった上人は、名古屋からこの越前敦賀の旅籠屋に来て、今しがた枕に就いた時まで、私が知ってる限り余り仰向けになったことのない、つまり傲然として物を見ない質の人物である。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
尾張の停車場で他の乗組員は言合せたように、残らず下りたので、函の中にはただ上人と私と二人になった。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
この寺の開祖として知られる聖徳上人の木像は、国の重要文化財に指定されている。
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「上人の説法を聞くと、荒んでいた心がすっと軽くなるようです」と信者が手を合わせた。
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上人が修行を積んだと言われる山奥の滝には、今も多くの参拝客が訪れる。
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ウィキペディア
上人(しょうにん)とは、仏教における高僧への敬称であり称号。上人号とも。
出典: 上人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0