堅剛
けんごう
名詞
標準
firm and unyielding
文例 · 用例
襞という襞は雪に埋められ、堅剛な肌は偃松に掩われて、ざらざらの岩屑などは何処にも見られない。
— 木暮理太郎 『黒部川を遡る』 青空文庫
燦爛光る圓盾を堅剛の鎗貫きつ、巧盡せる銅冑のたゞ中更に刺し通し、更に其鎗脇腹に添ふて胴衣を劈んざきぬ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
505かくて衆軍堅剛の腕の力を推し進む。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
ヒュルタキデース・アーシオスその時うめき、双の股激しく打ちて憤然と聲はりあげて叫びいふ、『*天父ヂュウスよ、君も亦忌むべき虚僞をかくばかり好むものかな、わが威力、わが堅剛の手に向ひ、 165アカイア勢のかくばかり堪へ防ぐを思ひきや?
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
斯くして彼は炎々の火中に強き青銅と、錫と貴き黄金と銀とを投じ、又次ぎて、 475その臺上に巨大なる鐵床据ゑつ、一方の手に堅剛の鎚をとり、火箸を外の手に握る。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
それに私は、喧嘩を好まず、否、好まぬどころではない、往来で野獣の組打ちを放置し許容しているなどは、文明国の恥辱と信じているので、かの耳を聾せんばかりのけんけんごうごう、きゃんきゃんの犬の野蛮のわめき声には、殺してもなおあき足らない憤怒と憎悪を感じているのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
たちまち、けんけんごうごう、二匹は一つの手毬みたいになって、格闘した。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
」「はい、海竜が出ました、角を二本|生やした、こんな怖い顔をして、お杉のあまっこを追っかけて来たのを、命からがらで逃げて来やんした」 窓の外は、けんけんごうごうとして、潮のわくような騒ぎであります。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼の意志は堅剛で、困難な状況でも決して諦めなかった。
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その橋は堅剛な構造で、大地震にも耐えた。
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彼女の精神は堅剛で、どんな試練にも屈しない。
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