有卦
うけ
名詞頻度ランク #6486 · 青空 34 例
標準
streak of good luck
文例 · 用例
そして、呼びにやられた母親が、いつも有卦にでも入った顔付で直ぐ馳せつけまして、いよ/\池上から結婚の話でも切り出されたのかと、ひとり飲み込み顔にわたくしに対座するのには随分嫌気がさしました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
川向うの上木屋町あたりで若い妓たちが、この門の締まるのを見ると、有卦に入るといって、欄干にもたれてじっとそれを待っているが、見ているときには締まらないで、ちょっと眼を外っ方に逸らした時に、ちゃんと閉じられているということだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
亭主が有卦に入つて従来隠してゐた真実の年齢を打明けると、女房も、「まあ、さうなの。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
「奥さん奥さん、今年はあなた有卦に入っていますよ。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
」と、禿鷹が有卦に入つたやうな顔つきで彼女が言つた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
そこで二人のもぐりの騎士は、京都くんだりの不良少女からひどく慇懃なもてなしを受けて、有卦に入つてゐるのであつた。
— 坂口安吾 『探偵の巻』 青空文庫
こうして衣裳榎へ多数の狐が集まるのは、それぞれの狐がみな官位を欲しがるからで、それと人間と一緒になって踊るのは、人間も狐も共に有卦に入ったのだという縁喜のよい解釈であります。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
このところ、がんりき、すっかり有卦に入って、天下の福の神に見込まれた、この分じゃ明日の合戦も百戦百勝疑いなしと、むやみに勇み立ちました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
例句