吉凶
きっきょう
名詞
標準
good or bad luck
文例 · 用例
方位によつて従来行動の吉凶祝福を申しまするのも、二千年も前の慰繚子といふ兵法家が既に嘲笑つて居りまして、方角の好否で戦の勝敗が定まつて堪るものかと申して居ります位です。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
もし世間が元日に対する僻見を撤回して、吉凶禍福共にこもごも起り得べき、平凡|且乱雑なる一日と見做して呉れる様になったら、余も亦余所行の色気を抜いて平常の心に立ち返る事が出来るから、たとい書く事に酔払いの調子が失せないにしても、もっと楽に片付けられるだろうと思う。
— 夏目漱石 『元日』 青空文庫
定命録、続定命録、前定録、感定録等、小説|野乗の記するところを見れば、吉凶禍福は、皆定数ありて飲啄笑哭も、悉く天意に因るかと疑わる。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
定基は其空虚の中に、頭は天を戴くでもなく、脚は地を履むでも無く、東西も知らず南北も弁えず、是非善悪吉凶正邪、何も分らずふらふらと月日を過した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
およそ此等の人々に在つては、禍福吉凶の如きは抑※末なるのみで、餘り深く立入つて論究思索する價も無いことで有らう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
吉凶を言へば不凶不吉である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
吉凶を言へば、多凶少吉である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
東 るりもはりも照せば光る西 類を以て聚る 美玉日に遇へば各※其の光を発するを云へるは東、類を以て聚まり群を以て分れて吉凶の生ずるを説ける繋辞伝の語を挙げ用ゐたるは西。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
作例 · 標準
占い師は、今日の吉凶を教えてくれた。
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彼の人生には吉凶が入り混じっていた。
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このおみくじは、今年の吉凶を占うものだ。
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縁起を担ぐ人は、吉凶を気にする傾向がある。
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