殉じる
じゅんじる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to sacrifice oneself
文例 · 用例
牧野さんといふ人は、恋愛に殉じる態の純情家といふものとは遙かに縁遠いと思はれるからだ。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
精神的な高い信頼だの、同じ宿命に殉じるだのと言っても、お互い、きらいだったら滅茶滅茶です。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
内に省みるも、外に対するも、学を為すも、事に従うも、情を御するも、智を役するも、芸に遊ぶも、神に仕えるも、道に殉じるも、悪に堕ちるも、人間一切の事象は全て気の働きがするのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
「一匹の軍馬よりもやすい兵卒の命」は雀躍して皇国に殉じることを名誉と感じて疑わないように。
— 宮本百合子 『平和への荷役』 青空文庫
内政のためでなくて、今日のように国際のために設けられた軍備は、露西亜のレニン一派の政府のように極端な無抵抗主義に殉じるの愚を演じない限り、一国だけが単独に撤廃されるものではありません。
— 与謝野晶子 『何故の出兵か』 青空文庫
巾着切りの技術のやうな器用な業でこつちの心理の隙間を狙つてくるのであるが、要するに巾着切りが己れの技術をひけらかしてゐる程度には情熱的であるにしても、いやがらせに殉じるやうな激しいものはないのである。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
……どうか欣んでください、私は、だんだんと、新政府にも重用され、国家のため身を殉じるつもりでおります。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
師の大不幸に殉じるのも、ふかい因縁だ、運命だ) 彼は逃げなかった。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の信念に殉じる覚悟で、最後まで政府の不正を追及し続けた。
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幕末の志士たちは、国家の安泰を願い、自らの大義に殉じていった。
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独裁者に殉じる道を選んだ若き兵士たちの悲劇が、映画で描かれている。
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