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法悦

ほうえつ
名詞
1
標準
religious ecstasy
文例 · 用例
あまりに自我の強い芸術は、無意識、つまり法悦的境地を欠くから、感覚の性質が如何によくとも、人をジツクリと楽ませることが出来ない。
中原中也 詩壇への抱負 青空文庫
明治二十三年であったか、父が東京の博覧会見物に行ったみやげにほんとうの幻燈器械と数十の映画を買って帰ったので、長い間の希望はついに実現されたわけであるが、妙なことにこの遂げられた希望の満足に関する記憶の濃度のほうが、かの失敗した試みに伴のうた強烈なる法悦の記憶に比べてかえって希薄である。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
教育機関の立派になったお蔭でわれわれは学問することの法悦を奪われたというと同じ逆説的な申分ではあるが、いくらかそういう感じがなくはないであろう。
寺田寅彦 ラジオ雑感 青空文庫
この洋行帰りの青年紳士は、室子の家の遠縁に当り、嘗て彼女をスカールへ導き、彼女に水上選手権を得させ、スポーツの醍醐味も水の上の法悦も、共に味わせて呉れた男だった。
岡本かの子 青空文庫
この法悦の刹那を、絶えず自分の心身上に喚起し続けるのが仏教の修業法で、かくして日々の生活の一挙手、一投足が、自分のためにもなり、他人のためにもなる光明と歓喜にあふれたものになって来るのであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
宗教というと、理想を未来の遠方に置き、現実生活の煩わしさを避け、独り行い澄まして法悦に入るもののように思い做されやすくあります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
されども遂にその苦行の無益を悟り山を下りて川に身を洗い村女の捧げたるクリームをとりて食し遂に法悦を得たのである。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
お説教が彼の要求のどんぞこを突いたので、彼は悔と光明と法悦を心から感じた為でもあらうか。
平出修 夜烏 青空文庫
作例 · 標準
彼は瞑想の末、深い法悦の状態に達した。
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聖歌隊の歌声は、聞く者を法悦の世界へと誘うようだった。
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その僧侶は、法悦の中で仏の教えを人々に説いた。
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2
標準
ecstasy
作例 · 標準
彼女は、コンサートで大好きなバンドの演奏を聴き、法悦の表情を浮かべていた。
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彼は、長年の研究が実を結び、法悦にも似た達成感を味わった。
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美しい芸術作品に触れると、心が法悦に包まれることがある。
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