交織
こうしょく
名詞
標準
mixed weave
文例 · 用例
着物は橙色の麻毛|交織物で、後ろは十分ゆったりしていて、胴のところは非常に詰まっている、――そして実際他の点においてもこの着物は詰っていて、胴の中ほどより下へ達していない。
— THE DIVIL IN THE BELFRY 『鐘塔の悪魔』 青空文庫
水色の交織の事務服が大きすぎるので深い肩揚げのついたのを着た娘さんたちも歩いている。
— 宮本百合子 『列のこころ』 青空文庫
何かの帳簿を二冊ばかり交織スーツの脇の下にはさみ、大きい鉢植のシクラメンを両手でもっている戸田は、宏子たちが目礼すると、ひどく砕けた口ぶりで、「どうです、綺麗でしょう?
— 宮本百合子 『雑沓』 青空文庫
」 伸子が、簡単な返事をするのを半分ききながら、藤堂駿平は鼻眼鏡の顔を動かしてそのあたりを見まわしていたが、むこうの壁際で四五人かたまっている人々の中から、灰色っぽい交織の服を着て、いがくり頭をした五十がらみの人をさしまねいた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
それに一番下へ召すもの、今年は木綿と毛の交織等なくなったので、洗ったものを送ります。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
お訊ねのうちでもっとも多かったのは、史実とフィクションとの交織の問題だった。
— 吉川英治 『随筆 私本太平記』 青空文庫
古書や雑書の中に埋もれているときも、ラジオのニュースに耳をかしているときも、応接間の客と雑談しているあいだも、何かの繊維が、あたまの中の交織機に織りこまれ、それが一週間ごとに、一幅の布地になって机から離れてゆくことは、大げさにいえば、つい寝食も忘れてしまう楽しさである。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
この生地は、綿とポリエステルを交織することで、快適な着心地を実現している。
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伝統工芸品の中には、様々な素材を交織した美しい模様が見られるものがある。
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「この交織の織り方は、独特の光沢感を生み出しますね。」
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