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魔境

まきょう
名詞
1
標準
demon-infested place
文例 · 用例
この間に日影の移る一寸一寸、一分一分、一厘一厘が、政元に取っては皆好ましい魔境の現前であったろう歟、業通自在の世界であったろうか、それは傍からは解らぬが、何にせよ長い長い月日を倦まずに行じていた人だ、倦まぬだけのものを得ていなくては続かぬ訳だった。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
又仏法から云っても是の如く慈悲の念のみの亢張するのが必ずしも可なるのでは無く、場合によっては是の如きは魔境に墜ちたものとして弾呵してある経文もあるが、保胤のは慈念や悲念が亢ぶって、それによって非違に趨るに至ったのでも何でもないから、本より非難すべくも無いのである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
粋は仁に邇し、即ち魔境に他を慈しむ者。
北村透谷 粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ 青空文庫
黒壁は金沢市の郊外一里程の所にあり、魔境を以て国中に鳴る。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
柳原髭すり閻魔境内にて一人。
のろいのわら人形 右門捕物帖 青空文庫
「ハハハハハ、魔境やさんが、驚いてちゃ話にもならんじゃないか。
水棲人 人外魔境 青空文庫
それに加えて、細心の思慮、縦横の才を蔵すればこそ、かの世界の魔境未踏地全踏破という、偉業の完成もできたわけだ。
水棲人 人外魔境 青空文庫
魔境「蕨の切り株」 そこは、人間の運がいろいろに廻転し、おい、奢るぞ――と勢いよく出てくるのもあれば、曲ってる!
水棲人 人外魔境 青空文庫
作例 · 標準
勇者一行は、恐ろしい魔物が跋扈する魔境へと、覚悟を決めて足を踏み入れた。
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ゲームの終盤に現れる魔境は、最強の装備なしでは突破できない難易度だった。
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昔話では、村の裏手にある鬱蒼とした森は魔境として恐れられていた。
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2
標準
ominous place
作例 · 標準
夜の廃墟は、まさに魔境のような不気味な雰囲気を漂わせ、誰も近づこうとしなかった。
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探検家たちは、誰も足を踏み入れたことのないジャングルの奥地を「未開の魔境」と呼んだ。
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この薄暗い洞窟を進むと、さらに深い魔境が広がっているに違いないと彼は直感した。
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3
標準
den of iniquity
作例 · 標準
街の裏路地にあるそのバーは、悪党どもの魔境と化しており、警察も手が出せない状態だという。
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かつては栄えていた港町も、今では犯罪がはびこる魔境になってしまった。
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彼の言う「楽園」は、実際には退廃と欲望が渦巻く魔境だったことが後に判明した。
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ウィキペディア

魔境(まきょう)とは、禅の修行者が中途半端に能力を覚醒した際に陥りやすい状態で、意識の拡張により自我が肥大し精神バランスを崩した状態のことを指す。ユング心理学で「魂のインフレーション」と名づけられた状態だという指摘もある。

出典: 魔境 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0