単色
たんしょく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #41963 · 青空 43 例
標準
single colour (color)
文例 · 用例
物理学の方面だけで見ると一体にドイツ学派の仕事は単色で英国派の仕事には色彩の陽炎とでもいったものを伴ったものが多いような気がするが、それは唯そんな気がするだけで具体的の説明は六かしい。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
あるいは顕微鏡のデッキグラスの厚さを測微計で測らせ、また後に光学の部で再びこれを試験用平面に重ね、単色光で照らして干渉の縞を示すも有益であろう。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
無声映画の時代にフィルムを単色に染めることによってあるいは月夜、あるいは火事場の気分を出したことがあった。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
かの女は逸作の所蔵品で明治初期の風俗を描いた色刷りの浮世絵や単色の挿画を見て知っていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
微細な神経のふるへ、往々人が見遁すところの、たゞ一色のものを、彼はその一色を上から或は下から一枚々々はぎとつて、その一色を百色にも千色にも段階的に表現しようと彼は努力する、 物体の外面的結合としての単色を彼は憎んでゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
だから執着がさう深くない、従つてその作品を読んだ感じにも、間色が多く単色は稀である。
— 田山録弥 『正宗君について』 青空文庫
単色を含んで来た筆の穂が不器用に画布にたたきつけられて、そのままけし飛んだような手荒な筆触で、自然の中には決して存在しないと言われる純白の色さえ他の色と練り合わされずに、そのままべとりとなすり付けてあったりしたが、それでもじっと見ていると、そこには作者の鋭敏な色感が存分にうかがわれた。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
北西の風が東に回るにつれて、単色に堅く凍りついていた雲が、蒸されるようにもやもやとくずれ出して、淡いながら暖かい色の晴れ雲に変わって行く。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、単色の壁にシンプルな絵を飾って部屋を落ち着いた雰囲気に変えた。
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このデザインは、単色でありながらも強いインパクトを与える。
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単色の背景を使うことで、被写体の美しさが際立つ。
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