一色
ひといろ
名詞頻度ランク #13422 · 青空 793 例
標準
one color
文例 · 用例
乃ち、東洋芸術の大部が一色であり、雑多あつて多様なき所以である。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
朝日を反映さする金茶色の唐松と、輝やく紅葉――そのくせ、もう枯れ枯れに萎び返って、葉の尖はインキを注したように、黒くなって、縮れている――で、夏ならば緑一色のちょんぼりした林が、今朝は二、三倍も広くなったような気がする。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
そんな風に一色では片附けられる感情ではなかつた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
黒一色の夜会服に静まっても彼女の空気が作れるようになった。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
形状と色彩との関係は、色調を異にした二色または三色の対比作用によって形状上の二元性を色彩上にも言表わすか、または一色の濃淡の差あるいは一定の飽和度における一色が形状上の二元的対立に特殊な情調を与える役を演ずるかである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
二 あらゆる花の中でも花の固有の色が単純で遠くから見てもその一色しか見えない花と、色の複雑な隈取りがあって、少し離れて見ると何色ともはっきり分らないで色彩の揺曳とでも云ったようなものを感じる花とがある。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
想像すれば、始終青一色をさせたり、滿貫役をつけさせたりするのだらうが、それが自然と取り入りの阿堵物になることは言ふまでもない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
それにさすがは文學の國支那の遊びで、役の名に清一色とか、國士無雙とか、海底撈月とか、嶺上開花とか、四喜臨門とかいふやうな如何にも詩味のある字句を使つてあるのも面白い。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも一色の服を着ていて、個性をあまり出さないタイプだ。
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彼の意見は常に一色(ひといろ)で、他の可能性を考慮しない。
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水墨画では、墨という一色(ひといろ)で多様な表現が可能になる。
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標準
one kind