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凡作

ぼんさく
名詞
1
標準
mediocre work
文例 · 用例
『文藝戰線』     返される包 (細田源吉氏) 凡作
------------------------------------------------------- 『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評 青空文庫
それに比べてこれはあまりに凡作だ。
------------------------------------------------------- 『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評 青空文庫
駄作だの傑作だの凡作だのというのは、後の人が各々の好みできめる事です。
太宰治 風の便り 青空文庫
△横山大観――『雲翔る』大観のものといふ先入観を入れなければ批評の出来ないやうな絵である、画庫から何時でも引出して出品できさうな凡作である。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
江戸の仏師が多分を占めてはおりますが、いずれも腕揃いであって、凡作は稀で、なかなか結構でありました。
本所五ツ目の羅漢寺のこと 幕末維新懐古談 青空文庫
全体、かの仮面は、名作か凡作か、素人の我々にはちっとも判りませんが、何でも名人の彫った名作でなければならぬ。
――明治座五月興行―― 修禅寺物語 青空文庫
でも、御覧に入れましたところで、お笑ひを蒙りますのは必定で……」「達つて所望いたす、すぐに持参いたすやうに」忠興は前にある小壺の列に、ちらと眼をくれながら、「この上凡作をいまひとつ加へたところで、おれが所領の大きさを知る上には、少しも差支へないのぢや」 小壺は佐渡の屋敷からすぐに取り寄せられました。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
一体仏画といふものはざらにあるが、名高い二十五菩薩|来迎や山越の阿弥陀などを除けると、何れも凡作揃ひでお談話にもならぬが、美術の好きな者には盲目が多く、盲目には富豪が多いから、下らぬ仏画に万金を投じても悔いないのだ。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫