饗応
きょうおう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
entertaining with food and drink
文例 · 用例
時たま特別の来客を饗応でもするときに、西洋|蝋燭がばね仕掛で管の中からせり上がって来る当時ではハイカラな燭台を使うこともあったが、しかし就寝時の有明けにはずっと後までも行燈を使っていた。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
明治二十年代の片田舎での出来事として考えるときに、この杏仁水の饗応がはなはだオリジナルであり、ハイカラな現象であったような気がする。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
三鷹駅から省線で東京駅|迄行き、それから市電に乗換え、その若い記者に案内されて、先ず本社に立寄り、応接間に通されて、そうして早速ウイスキイの饗応にあずかりました。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
また、そのような私の遊びの相手になって、私の饗応を受ける知人たちも、ただはらはらするばかりで、少しも楽しくない様子である。
— 太宰治 『父』 青空文庫
コールド・ウォー (二) こうなったら、とにかく、キヌ子を最大限に利用し活用し、一日五千円を与える他は、パン一かけら、水一ぱいも饗応せず、思い切り酷使しなければ、損だ。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
試みに、食堂のなかを覗くと、奉仕の品品の饗応にあずかっている大学生たちの黒い密林のなかを白いエプロンかけた給仕の少女たちが、くぐりぬけすりぬけしてひらひら舞い飛んでいるのである。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
秀吉は、その簡素で優雅な行き届いた利休の作法にむしろ呆れ果て、ただただ感嘆を続けつつ、饗応を受けて帰りました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 と早口に罵れば、旗を持てる先達の女房、両足を広げてずいと立ち、「うんにゃよ、葬礼饗応を貰いに来やしねえ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
村を訪れた要人を饗応するため、地元の人々が腕によりをかけた料理を振る舞った。
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取引先の社長を饗応するため、料亭を予約した。
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祭りの際には、遠方から来る客を手厚く饗応する習わしがある。
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