教王
きょうおう
名詞
標準
teaching king
文例 · 用例
乗円 大恩教王の御教は日月輪の如く明かれども、波羅密多の岸は遠く、鈍根痴愚の我等風情に求道の道は中々の難渋、それ故に互に諫め励まし、過あれば戒め懲らし、よしや歩は遅からうとも、いやさ精進懈怠はあるまいと、誓ひし言葉を覚えて居やるか。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
『部多大教王経』には、真言で部多女を招き妹となし、千|由旬内に所要の女人を即刻取り来らしむる法あり。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
和田仁十郎以下の門人達は白衣を着て、その旛の下、壇の周囲に坐して「大威怒鳥芻渋※儀軌経」、「仏頂尊勝陀羅尼」、「瑜伽大教王経」、「妙吉祥平等観門大教主経」等の書巻を膝の上にもって、黙読していた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
教王護国寺の講堂に充ちあふれて轟きわたっている峻烈な精神の人間的あらわれと見るべきである。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
それにしても、その説き起し説き去るくだりは、およそ制限漢字など無視した詔勅のごときものであつたのは、この教王があるいは大いにユーモアを解されるご仁かとも思われたことであつた。
— 秘田余四郎 『字幕閑話』 青空文庫
彼が教王ホノリウス※世にふつうの謝金として要求したのは毎日200フローリンで、その他に「心付け」が6000フローリンであった。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
聖史の物語は彼の心の中で、リューベザール、グラシューズとペルシネー、ハルーン・アル・ラシッド教王、などの不可思議な話と交り合っていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
古文書には、遠い異国の地からやってきた教王の物語が記されている。
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その宗派では、開祖を教王として崇め、その教えを忠実に守っている。
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民衆を導く教王の言葉は、戦乱の世に希望を与えたという。
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