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下々

しもじも異読 したじた
名詞
1
標準
the lower classes
文例 · 用例
――さて、霞から、ずっと参れば玄関へ出られますものを、どういうものか、廊下々々を大廻りをして、この……花から雪を掛けて千鳥に縫って出ましたそうで。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
奉行さまといへば、下々をいたはるお役に違ひありません。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
下々の難儀を救つてやらねばなりません。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
」「奉行さまといふものが、下々をいたはつてゐるといふ考です。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
きのう永井|荷風という日本の老大家の小説集を読んでいたら、その中に、「下々の手前達が兎や角と御政事向の事を取沙汰致すわけでは御座いませんが、先生、昔から唐土の世には天下太平の兆には綺麗な鳳凰とかいう鳥が舞い下ると申します。
太宰治 三月三十日 青空文庫
下々の口さがない人たちは、やれ尼御台が専横の、執権相模守義時が陰険のと騒ぎ立ててゐた事もあつたやうでございますが、私たちの見たところでは、尼御台さまも相州さまも、それこそ竹を割つたやうなさつぱりした御気性のお方でした。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
相模守さまは、あはははと愉快さうにお笑ひになり、おそれいりました、と言つて退出なさいましたが、下々の言葉でいへば、あざやかに一本やられた、といふところでもございませうか。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
あれは雲の上の奥深きお方々が、野辺に咲く四季の花をごらんになる事が少いので、深山の松かしわを、取り寄せて、生きてあるままの姿を御眼の前に眺めてお楽しみなさるためにはじめた事で、わしたち下々の者が庭の椿の枝をもぎ取り、鉢植えの梅をのこぎりで切って、床の間に飾ったって何の意味もないじゃないですか。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
作例 · 標準
王様は民に変装して城を抜け出し、下々がどのような生活をしているか探った。
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下々の苦労も知らずに」と、重い年貢に喘ぐ農民たちが愚痴をこぼす。
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お偉方の政治的な駆け引きなど、下々の者には関わりのないことだ。
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