上客
じょうきゃく異読 じょうかく
名詞
標準
guest of honor
文例 · 用例
米は鍵屋あって以来の上客を得た上に、当の敵の蔵屋の分二名まで取込んだ得意想うべく、わざと後を圧えて、周章てて胡乱々々する蔵屋の女に、上下四人をこれ見よがし。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
芳紀の数とやや斉しい、二十五番の上客である。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「――なぜ、鈴子を追い出して、その代りに泊ったりするんだろう」 君勇が芸者の意地から、小郷という所謂「上客」を、鈴子から奪った――と、一応考えられた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
彼女はもはや、この上客人たちの白々しさと無礼とを、がまんすることが出来なかった。
— 萩原朔太郎 『ウォーソン夫人の黒猫』 青空文庫
で、知礼は寂照を上客として礼遇し、天子は寂照を延見せらるるに至った。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
私はその時客のいないことに気がついたが、地震の小さくなった間に、妻や子供を外へ出さなくてはならないという考えの方へ気を取られて、それ以上客のことを考えることができなかった。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
興|酣なる汐時、まのよろしからざる処へ、田舎の媽々の肩手拭で、引端折りの蕎麦きり色、草刈籠のきりだめから、へぎ盆に取って、上客からずらりと席順に配って歩行いて、「くいなせえましょう。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
自分の店へ来る客はいわゆる上客ばかしだというのが、貴子の自慢で、パトロンの章三にはとくにそれを誇張していたくらいだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
国賓として招かれた大統領夫妻を、最高の礼を尽くして上客としてお迎えした。
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劇場のロイヤルボックスには、招待された上客たちが優雅に談笑している。
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老舗旅館の主人は、長年贔屓にしてくれている上客のために特別な料理を用意させた。
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標準
good customer
作例 · 標準
「あの方はうちにとっての上客だから、絶対に不手際がないように気をつけてくれ」
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一度の買い物で数百万円を使うような上客の対応は、店長自らが担当する。
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彼は高級外車ディーラーにとっての上客であり、新車の情報は誰よりも早く届く。
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